こんにちは!
涼しかったり暑かったりと最近気温変化があるので
皆さん風邪など大丈夫でしょうか?
Y様邸戸建リノベーションの工事が進んでおります。
写真の基礎工事は地耐力を確保するために、細かく砕いた石を全体に敷き、
地面を転圧する機械を使って地盤を締め固めます。
砕石の上に防湿シート(地面から床下への湿気の流入を防止する
効果があるビニールシート)
を敷き詰めた後に、コンクリートを流し平らに、
既存の基礎は布基礎といわれる、間仕切り壁部分のみに基礎を作る工法になっており
比較的地盤の沈下に弱いと考えられているため、建物全体にべったりコンクリートを流し込む
べた基礎にすることで沈下や耐震性の向上につながると考えてます。
差し筋アンカーといわれる鉄筋を既存の立上りコンクリートにドリルで穴を開け、
そこにハンマーで打ち込んで、新しいベースコンクリートと一体化させます。
最近の新築では、ユニット鉄筋と呼ばれる、事前に工場で鉄筋を組み上げた
パーツを使うことも増えてきているようです。
ベースコンクリートがある程度乾いたら、基礎内部の立ち上がり部分の型枠を組み
基礎の立ち上がり部分にコンクリートを打設します。
コンクリート打設後は、バイブレーターと呼ばれる振動機を使って
コンクリートを隙間なく行き渡らせなければいけません。
その後、流動度の高いコンクリートを使って、基礎立ち上がり天端を水平にします。
基礎立ち上がりのコンクリートの強度が出たら、型枠をばらします。
基礎立ち上がりの位置は建物の重量を支えるために柱や壁に合わせているので、
型枠を外すと間取りがはっきり分かるようになります。
仕上げをして基礎工事が終わると木工事へと進みます。